人生はジャムセッションだ!

セッションを日本の文化にする社長「斉藤彰広」の人生をグルーヴさせる秘訣を集めたブログ!

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評論家の器とは!?

      2016/01/17

評論家の器とは!?世の中には評論家、批評家と呼ばれる職業があります。

 

もちろん音楽の世界でも

「音楽評論家」

という名称で活躍されている方が沢山いらっしゃいます。

 

実際にプレイはしないけれども、

言葉を使って、より多くの人に

違う視点の音楽の楽しさを伝える素晴らしい職業です。

 

そして、ネットの発達により、

誰でも好きな時に、好きなメッセージを

発信できるようになったので、

 

「その気になればあなたも今日から評論家になれる!」

 

という、一億総評論家時代に突入した!

と、いうと大げさですが、

実際にそんな世の中になっていると感じます。

 

そして、そういう僕自身も、

今まさにこの文章を通して自分の理念を発信し、

表現している真っ最中です。

 

そんな周りの状況、

そして振り返ってみれば、

色々な媒体で、もうかれこれ5年以上

音楽、そしてジャムセッションについて

書きなぐってきた実感から感じる事があります。

 

「評論家と批評家には

 明らかにその器に違いがある!」

 

この手の話は、

言葉尻だけを捉えると

良く分からない水掛け論になり下がります。

 

なので、あくまで僕個人の考えであり、

僕個人の中での言葉の定義である事を強調しておきます。

 

 

「評論家」と「批評家」の違いって

皆さん考えた事あるでしょうか?

 

多くの方にとっては、

大体同じものだという認識ではないでしょうか?

 

因みに、僕自身はほとんど区別がありませんでした。

 

が、最近は自分のなかで

かなり明確な定義の違いがうまれています。

 

どう違うのかと言うと、

 

【評論家は実践を通した想像力で表現できる人】

 

【批評家は自分を批評することで他者を確認する人】

 

なんだか難しい表現になってしまいました。

 

 

ちょっと補足していきます。

 

自分でもかなりの量の文章を書き、

そしてなにより音楽の専門家なので、

ちょっと見ればすぐにわかる事があります。

 

それは、

 

【その表現が+から出ているのか-から出ているのか】

 

例えば、

一見何かの曲やバンドやミュージシャンを

強烈にこきおろしているような記事をみる事があります。

 

でも不思議と、

その意見に素直に納得し、受け入れられるものと、

ただ反発しか生まないものがあります。

(あなたも経験あるのでは!?)

 

その違いはなんなのか!?

 

これに対する僕なりの答えですが、

 

「自分との対話を

 ある程度終えているかいないかの違い」

 

だと感じています。

 

 

心理学の用語の中に

「投影」というものがあるそうです。

 

簡単に言うと、人間と言うのは

常に自分なりの色眼鏡をかけて世の中を見ている。

 

明るい気持ちで世の中を見れば

世の中は明るく見える。

 

暗い気持ちで世の中を見れば、

世の中は暗く見える。

 

こういう人間の心特有の現象を指しています。

 

そして、この心の「投影」が

如実に表れてしまうのも表現の宿命です。

 

 

何らかのコンプレックスを抱えていて、

自分に自信がない人間が物事を表現すると、

その「自分嫌い感」が見事に投影されます。

 

相手をこきおろしているように見せかけて、

実は自分の嫌いな部分を投影し、

そこを責め続けているのが、

うっすらと透けて見えてしまいます。

 

例えその内容が、何らかの相手を

凄く持ち上げるような内容だったとしても、

結局は同じ。

 

自分の心の傷をなめるかのような、

情けない感じがうっすらと透けてしまいます。

 

 

要するに

「自分の生き方や立ち位置についての

自分との対話をまだ終えていない」

 

この状態の人が、

その自分の状態にすら気づかずに

乱暴な表現を投げつけると、

受け手は見事に反発しか感じません。

 

書いている本人が

無意識に自分に反発しているので当たり前。

 

どれだけ筋が通っていても、

その意見は受け入れられません。

 

そして、こういう表現をしてしまう人の事を、

僕は自分を批評することしかできない人という意味で、

「批評家」と定義しています。

 

 

逆に「評論家」はまったく違います!

 

すでに自分との対話をある程度終えていて、

そこはかとない自信を持っている。

 

だからこそ、そこには明らかに実践の後が見えます。

 

例えかじった程度だとしても、

必ず音楽を聞いているし、楽器も触った事がある。

 

そういう実践の跡が、その表現から必ず見えます。

 

そしてその上で、

素晴らしい想像力を駆使し、

評論しようとしている相手や表現そのものの

気持ちになろうとします。

 

そして、そういう+のフィルターを通して、

自分の意見を表現していきます。

 

だからこそ、

例えその内容が強力な批判だったとしても、

愛を感じるので、受け手は感動し、

その意見を受け入れられるのです!

 

 

ここまで来るとはっきり見えてくる

「批評家」と「評論家」の違いがあります。

 

それは、

 

「自分を批評しているのか!?

 それとも表現自体を評論しているのか!?」

 

この違いが明らかに見えてきます。

 

もっとザックリ言ってしまうと。

 

「自信があるかないかの器の違い!」

 

ここに行きついてしまいます。

 

 

表現の受け手にまわると、

もう本能のレベルで気づいてしまう事。

 

でも、表現を発信する方にまわると、

途端に見えなくなる事でもあります。

 

これは表現者としての自分への戒めも込めて

改めて心に刻んでおくべきと思い今回書きました。

 

 

ここまで読んで、

 

「私には自信なんでかけらもないし、

いったいどうすればいいの!?」

 

と、少し-な表現が

うまれてしまった人もいるかもしれません。

 

でもご安心を!

 

そんなあなたこそ

なんでもいいのでガツンと表現していきましょう!

 

いろいろ言われる事もあるだろうし、

いろいろぶつかることもあるかもしれません。

 

でも、表現し続ければ、

必ず共感してくれる人も現れます。

 

そういう実践を通してしか、

自信というのはうまれない!

 

これも、逆説的ですが、

どうやらこの世界の理のようです。

 

僕の言う「批評家」ではなく「評論家」として、

さらに多くの方が自由に表現を楽しめる!

そんな文化を目指して、今日も活動していきます。

 

本日もガツンとグルーヴさせていきましょう!

 

ban1

 - セッションの心構えについて

Comment

  1. 星子 より:

    私はシンガーソングライターとして、がんばっている一人です。

    いつもジャムの記事を読ませて頂き、勉強させて頂いております。

    この記事の話は特に私に考えさせるものがありました。
    表現者の一人として、自分が批評家にならぬよう、評論家でいれるよう、また、転び続けて人の気持ちのわかる、すてきな歌を歌えるよう、精進してまいります。

    要するに、言いたいのは、いつも素敵な文章(きもち)をありがとうございます、ということです。
    これからも楽しませてもらいます。
    よろしくお願い致します*

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